あらすじ

臓器移植外来の教授・神代のもとに届いた一枚の問診票。そこには「全臓器の即時無償譲渡」と記されていた。 現れた男・角谷は、自らの身体を解体して十人の重症患者を救うことこそが「命の価値の最大化」だと語る。精緻な算術と、「一杯のラテで他者を見殺しにする日常」を糾弾する角谷の正論に、神代の倫理観は叩き潰されそうになる。 ​しかし、男が重ねてきた壮絶な自己犠牲そのものが、思いもよらぬ致命的な矛盾を孕んでいた。正しいのは倫理か、それとも数字か。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/22
  • 現在の作品命の効用計算書