あらすじ
世界的なコンクールで優勝を果たした直後、過労で倒れた凄腕パティシエール。
目を覚ますと、彼女は軍事国家として恐れられる最強帝国の第一皇女・リゼットに転生していた!
新しい人生、優雅なお姫様ライフを満喫しようとした彼女だったが、宮廷のお茶会で出された最高級ケーキを食べて絶望する。
「……泥と苦い草の味がする」
そう、この世界では甘味=薬の味をごまかすためのもの。
スイーツ文化は原始的なレベルで停滞していたのだ。
「こんなマズいもの、お菓子とは認めない。私が食べるお菓子は私が作る!」
リゼットは現代の製菓技術と、自身のチート級の魔力を「オーブン代わりの精密な温度調整」や「メレンゲの高速泡立て」に悪用(?)し、極秘で究極のスイーツ作りを開始する。
すると、出来上がった『究極のなめらかプリン』をつまみ食いした冷血皇帝(父)が、あまりの美味しさに感涙!
さらには厳つい騎士団長、生活能力皆無の天才魔術師、嫌味なライバル公爵令嬢までもが、彼女の作るスイーツの虜になっていき――?
これは、お菓子作りに情熱を燃やす元・世界一のパティシエールが、不味いお菓子しかない異世界で極上スイーツを振る舞い、無自覚に国家権力や外交までもを無双してしまう、甘くて痛快なサクセスストーリー!