あらすじ

公式行事に遅れて現れた第二王子セドリック殿下は、「いつも通り、少し遅れてしまった」と悪びれない。だが私は半年前から、待ち合わせの刻限と実際の到着時刻を、静かに記録し続けていた。 「殿下。その遅刻を、『いつも通り』とは申しません」 五分から始まった遅刻は、月を追うごとに悪化し、直近では三十分に達していた。侍従長が持参した公式記録と照らし合わせても、数字は一致する。『いつも通り』という言葉の裏にあった、関係の軽視が静かに露わになっていく。

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小説を読もう2026/08/22
  • 現在の作品殿下の『いつも通り』を半年分数えましたら、遅刻は三十分に伸びておりました