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あらすじ
百人一首の歌の作者・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の千百年間、隠し続けられた秘密。 「心当てに折らばや折らむ 初霜の置きまどはせる白菊の花」 歌を詠む美しい声を、咲き乱れる菊の前で、紀貫之は聞く。 後に古今和歌集の選者となる紀貫之(きのつらゆき)は、この時、十七歳。まだ何者でもなく、図書寮の仕事で、宮中の書き損じの紙を集めて回る日々を送っていた。 紀貫之に声をかけられて、凡河内躬恒は「歌なんか詠んでいない。歌なんか詠んだこともない」と否定する・・・
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