あらすじ

「死しても死ねぬ者は、この世に災いを持ち込むことこそ運命」勇魚玄弥、21歳。 祖母と二人で暮らし、倉庫で働く、ごく普通の青年。 ただ一つ、普通とは違うものがある。 幼い頃から、玄弥には他の人間には見えない“何か”が見えていた。 人の周りに漂う黒い影。 誰もいない場所に佇む異形。 それらに関わらないこと。 見えても、知らないふりをすること。 それが、玄弥が普通の生活を送るために決めていたことだった。 しかし、ある日の帰り道。 道に迷った老人に声をかけたことをきっかけに、玄弥はこれまで見たことのない異形に襲われる。 逃げ場を失い、死を覚悟した玄弥の前に現れたのは、一人の青年だった。 彼の名は、佐田野朔斗。 そして玄弥は初めて知る。 自分が見ていたものには、確かな名前があることを。 この世界には、人知れず異形と戦う者たちが存在することを。 普通だったはずの日常は、もう戻らない。 自分には何が見えていたのか。 なぜ、自分だけが見えていたのか。 知らなかった世界の扉が今、静かに開かれる。

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カクヨム
カクヨム2026/08/22
  • 現在の作品Anima Reutum(アニマ・レウトゥム)