あらすじ

精神科病棟での日常を、もしも「薄幸の文士」が演じたら――。 洗濯機は小さい。 夜は隣室のいびきがうるさい。 睡眠薬は目の前で飲まされ、朝はごはんの時間に起こされる。 ただそれだけの出来事なのに、病弱で不遇な青年文士の手にかかれば、なぜかすべてが文学になる。 「嗚呼、私はこのまま一生、日の目を見ずに死んでゆくのか」 ……などと悲嘆に暮れている一方で、現実の作者は、 「おっさんうるさいよぉおおお!」 と叫んでいる。 休養入院中のどうでもいい日常を、 「薄幸の文士」と「植田本人」の両視点で無駄に大仰に描く、病棟発・文学ごっこ短編集。 くだらないです。息抜きにどうぞ。

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カクヨム
カクヨム2026/08/22
  • 現在の作品薄幸の文士