あらすじ

桐谷朔と白石澪は、中学二年生の頃からずっと一緒だった。 朝は一緒に登校して、昼休みにはくだらない話をして、放課後になれば並んで駅まで歩く。 周りから見れば、どう考えても仲のいい男女。 けれど二人は、恋人ではない。 「俺たち、ずっとこのままでいられるかな」 そんなことを、朔は一度だけ考えたことがある。 澪にとっても、朔は特別な存在だった。 ただ、それを恋と呼んでいいのかは分からなかった。 ――高校二年生の春。 そんな二人の日常に、新しい人たちが入り込んでくる。 自分をまっすぐ好きだと言ってくれる女の子。 自分の気持ちを、初めて言葉にしてくれる男の子。 誰かを好きになること。 誰かに好きになってもらうこと。 そして、本当に一緒にいたい相手を選ぶこと。 二人は初めて、自分たちの関係について考え始める。 近すぎたから、気づけなかった。 大切すぎたから、壊すのが怖かった。 それでも――。 一度離れてしまったとしても、最後にもう一度、君を選びたい。 これは、友達だった二人が、迷って、傷ついて、それでも互いを選び直すまでの一年間の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/22
  • 現在の作品友達のままでいられるほど、僕らは大人じゃなかった