あらすじ
2026年8月20日、栃木県足利市郊外に位置する「すみれが丘マンション」で大規模な地盤沈下が発生。
1,000人を越える住民が巻き込まれる大惨事となった。
惨劇の予兆はいつから始まっていたのだろうか。
2026年3月、葬儀が執り行われる予定であった「桜田朝子さん(仮名・34歳)」の棺を従業員が確認したところ、その足元に見知らぬ老人のミイラ化した遺体が、まるで折りたたまれるようにして押し込まれているという異常な死体遺棄事件が発生。
この事件をきっかけに「すみれが丘マンション」の奇妙な実態が次々と浮き彫りになっていく。
マンションの一室に作られた遺体安置所、消失する飛び降り死体、全てを飲み込む丸井戸。
昭和の高度成長期、改葬の手続きすら踏まれぬまま無縁仏の墓を踏み荒らして建てられたマンションの歪んだ成り立ち。
公的捜査資料や法医解剖書をもとに編集された、禁断の調査報告書。
果たして「ががも様に喰われた」とはいったい何を意味しているのか?