あらすじ

妹が死んだ。 だが翌日、世界から妹の存在そのものが消えていた。 家族も、学校も、病院も、誰一人として水無月ミユという少女を覚えていない。写真も記録も消え去り、妹を覚えているのは兄・水無月ユウただ一人。 そんなユウのもとに届いたのは、優勝者の願いを一つだけ叶えるという謎の大会――『神札遊戯王決定戦』への招待状だった。 妹を取り戻すため、ユウは大会への参加を決意する。 そこで出会ったのは、人間嫌いの犬神・御影ましろ。 世界から忘れられた過去を持つ彼女と契約したことで、ユウは神格を封じる札――神札を巡る戦いへと足を踏み入れていく。 神札の力を引き出す鍵は、強さでも枚数でもない。 神格を知り、心を通わせ、互いを理解すること。 「私は神札じゃない。犬神だ」 神札をただの道具として扱う者たちに対し、ユウとましろは一人と一柱の絆で立ち向かう。 しかし戦いの裏では、妹の消失に関わる謎の神格がユウを観測していた。 送られてきた、存在するはずのない妹の写真。 そこに残された言葉。 『次の試合までに思い出せ。君は本当に兄だったのか?』 失われた妹。 消された記録。 欠け落ちた記憶。 そして、人の存在そのものを書き換えるという忘憶神・カナエカナタ。 妹を取り戻すというユウの記憶さえ、本当に正しいのか。 これは―― 世界が忘れた大切な人を取り戻すため、少年と犬神が「記憶」と「願い」を賭けて戦う物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/21
  • 現在の作品神札遊戯──世界から消えた妹を取り戻すために、俺は姉になった犬神とともに勝ち続ける