あらすじ
ホノルル沖で客船が沈没し、船内で収録していた撮影チームを率いるテレビ東邦チーフ・プロデューサーの倉木紀子は通りかったクルーザーに救助される。船には、二人の乗客、自称モデルのエリと六十代のヤスコが先に救助されていた。
紀子は、船長のカレンに見覚えがあった。
三か月前、視聴者センターに「娘が自殺したのは、暴言を吐いたプロデューサーのせいだ」と訴えてきたのだ。好ましからざる再会に紀子は、偽名を申告して母親による復讐から逃れようとする。
ところがその後、撮影チームの弥生が救助され、紀子を本名で呼びそうになる。かろうじて紀子はそれを防ぐが、カレンは船を港でなく、沖へと向かわせる。隣島に向かう急用があるというが、紀子の正体を怪しんでいるようだった。
やがてエンジンが故障し、クルーザーは外洋で立ち往生する。
登場人物
紀子……東邦テレビ制作局チーフ・プロデューサー
弥生……アシスタント・ディレクター
エリ……雑誌モデル
ヤスコ……ツアー客
カレン……船長
キャサリン……モデル