あらすじ

侯爵令嬢ルイーゼは八年間、病弱な王妃に仕えながら毎日欠かさず病床日誌を書き続けてきた。薬への過敏反応から季節ごとの発熱の周期まで、誰も見向きもしない記録を積み重ねた。 ある日、継母エルマに「看護など侍女の余分な仕事」と切り捨てられ、異母妹と交代させられる形で王宮を追われた。追放の朝、八冊分の台帳は焼却炉に放り込まれた。 辺境で元軍医ドランと出会い、ルイーゼは新たな居場所を得る。ところが王都では王妃が次々と倒れ、三度目の毒に昏倒した。八年分の記録なしには誰も原因を特定できず、燃やした者たちの罪が白日のもとにさらされる。 そして国王特使が辺境へ。ルイーゼの答えは静かで、致命的だった。

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カクヨム
カクヨム2026/08/21
  • 現在の作品「発熱の周期が読めない」——王妃が倒れた