あらすじ
幼い頃から、家族のように過ごしてきた双子の姉妹・澪と凛。そして二人の幼馴染である悠真。
28歳になった悠真は、仕事にも慣れ、穏やかな日々を送っていた。
そんな彼の前に現れたのが、同じ会社で働く26歳の女性・陽子だった。
無骨で近寄りがたく見える悠真と、素朴で柔らかな雰囲気を持つ陽子。
最初はただの同僚だった二人だが、互いの不器用な優しさに触れるうち、少しずつ距離を縮めていく。
そして、悠真の変化にいち早く気づいた澪と凛。
「アニィにも、好きな人ができたんだ」
ずっと三人でいることが当たり前だった関係に、新しい大切な人が加わろうとしていた。
それは、嬉しくて、少し寂しくて――それでも、二人が心から願っていたことだった。
三人から四人へーー。
変わっていく関係の中で、それぞれが見つける「大切な人」とは――。
これは、誰かを好きになることで、人生の世界が少しずつ広がっていく、四人の物語。