あらすじ
八月十五日。
高校二年生の藤原朔は、恋人の小川日和と共に郷土文化研究部の仲間たちと夏祭りを訪れていた。
屋台を巡って、くだらないことで笑って、夜空に上がる花火を眺める。
「来年もまた一緒に花火見ようね」
そんな約束を交わした翌日。
海へ遊びに行くため仲間たちと待っていた朔の目の前で、日和は事故に遭う。
そして――。
「……遅いっすねー」
聞き覚えのある声。
見覚えのある景色。
スマホに表示されていたのは、8月15日。
昨日の夏祭りへ戻っていた。
なぜ時間が戻ったのか。
どうすれば未来を変えられるのか。
理由なんて分からない。
ただ一つだけ、朔にはやるべきことがあった。
今度こそ、日和を死なせない。