あらすじ
あらすじ(紹介文)
明治三十五年、伊豆山中。
政府乗っ取りを企み、禁断の呪術で「悪魔化」した秘密組織・黒蛇隊。
法で裁けぬ巨悪を葬るため、女仕事人の頭領・お咲は自らの魂を結界の柱とし、敵諸共、地下要塞「黒蛇城」を封印した。
それから百二十四年――令和八年。
地殻変動と激震により、眠っていた黒蛇城の封印が破られ、悪魔たちが現代の伊豆へと解き放たれる。
悪魔の力を百余年かけて己の力へと昇華させたお咲の霊魂。
前世の記憶に目覚めた、女子なぎなた全国覇者・山本成美。
先祖の血脈と二刀流を受け継ぐ女性警察官・石波琴音。
魂の叫びを受信した霊能看護師・神林萌歌。
時を越えて集う明治と令和の女性たち。
これは封印の物語ではない。百二十四年の因縁を叩き斬り、悪魔城を完全消滅させるための――「最後の仕事」である。
登場人物紹介
【令和を生きる女性たち & 協力者】
山本成美(やまもと なるみ)
現代の女子大生。「史上最強」と称されるなぎなた全国大会覇者。明治の女仕事人・おゆうの「生まれ変わり」。
石波琴音(いしなみ ことね)
伊豆の怪事件を追う女性警察官。明治の仕事人・おりょうの直系子孫。先祖の守り刀と共鳴し二刀流を開眼する。
神林萌歌(かんばやし もか)
看護師であり強力な霊能者。霊符や結界術を操り、お咲の霊魂を最初に受信した霊的戦闘担当。
笹岡浩司(ささおか こうじ)
県警のベテラン刑事。現実主義者だが、警察拳銃と現場判断力で女性陣を支える頼もしい協力者。
【明治の女仕事人(霊魂)】
お咲(おさき)
女仕事人の頭領。スポーク状の特殊暗器を操る。明治35年に悪魔の力の一部を魂に取り込み、124年間たった一人で封印を守り抜いた。
おりょう
二振りの短刀を操る神速の暗殺者。石波琴音の先祖。
おゆう
豪快な長薙刀術の達人。山本成美の前世。
加代(かよ)
仕込み杖と罠の達人。お咲が魂で封印を維持している真実を一人で胸に秘め続けた友。
【黒蛇隊(悪魔組織)】
権助(ごんすけ)
黒蛇隊首領。永遠の生命と支配力を得るため悪魔化し、124年ぶりに完全復活を遂げる。