あらすじ
「わたし、不破寺真九郎ですん! 妖異退治のプロですん!」
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神格鑑定局神無瀬支部の新人鑑定士・枡形量(ますがた・はかる)。
異能は〖実測〗――見たものの寸法と重量が正確に分かる。それだけ。自己鑑定の結果は等級6級・脅威度D。局の登録棚では、特殊なトースターと同じ列。
そんな彼の目の前に、ある朝、女神の召喚ミスで異世界の存在だと主張する鬼っ娘が降ってきた。身長172cm。大太刀47kg。角の左右差2.3cm(禁句)。語尾は「ですん」。
等級、付けようがない。脅威度、たぶんA。懐柔手段、プリン。
規格外の落下物件を押し付けられた最弱鑑定士。
だがその鬼っ娘には、あらゆる神威曝露に汚染されない、たったひとつの規格外の耐性があった。折しも神無瀬の海では、三十年間誰も近づけない「座礁船の何か」の滅却期限が迫っていて――。
測るだけの新人と、斬るだけの鬼っ娘。
これは、等級と脅威度では測れないものを、それでも鑑定書に書き残す話。
【カクヨムシェアワールド「神格鑑定局」小説コンテスト参加作/全13話・毎日更新・9月2日完結予定】