あらすじ
【一行あらすじ】最初は余裕ぶっていた皇女が、次第にウブ化してガチ照れしてくる話。
【真面目なあらすじ】
戦地で生存確率ほぼゼロの奇襲作戦を命じられた俺。
だがしかし、命からがら何とか成功させた。
そして、そのおかげで戦が終わった。
……で、終わるはずだったのに。
「此度の戦功を称え、汝——ロイ・デルフォンに第三皇女ベリアナとの婚約を認めよう」
困った事になった。
手柄の褒賞として、何故か皇女との婚約を認められてしまった。
しかも、その皇女とは帝国内で『苛烈凶暴な悪魔の皇女』と噂される畏怖の象徴で。
どうやら褒賞とは口だけで、本音のところは嫌がらせで皇室の問題児を俺に押し付けようという
魂胆らしい。
手柄を横取りしたという難癖で、貴族連中から恨みを買ってしまったようだ。
しかも、皇帝からの勅命を拒否する事なんかできない。
俺は逃げ場なく、皇女と婚約を結ぶことになる——がしかし。
「いっそ、仲睦まじい婚約者を演じましょう? そして世間の目なんて欺いて、その後はゆったりお互いに干渉せずに隠居生活よ」
はちゃめちゃな皇女の提案によって、俺達のスローライフ(?)が幕を開ける。
と、一つ気になったんだが。
皇女さん、あくまで仲睦まじい“演技”ですよね?
距離が近いですよ。
顔赤いですよ。
鼻息荒いですよ……?
これは案外ピュアな素顔がバレてくる皇女と共に、あまり穏やかではない帝国で生きていくお話。