あらすじ
雨宮陽葵(あまみや ひまり)は、親友であり、密かに恋をしている神代珠莉(かみしろ しゅり)と、二人で過ごす特別な夏休みを心待ちにしていた。
『夏休みに二人でしたいこと』
そう書いた便箋を、珠莉は「全部やろう」と笑顔で受け取ってくれる。
けれど、幸せな時間はすぐに壊れる。
「夏休みが終わったら、死のうと思ってるの」
誰より優しく、誰より綺麗で、誰からも好かれる珠莉が、なぜ。
生きることに執着がなく、死そのものに興味があるという珠莉。彼女を止める言葉を、陽葵はまだ持っていない。
それでも一緒に、笑って過ごせる夏休みにしたい。