あらすじ

血と泥にまみれ、終わりの見えない逃亡生活を続けてきた二人の男。 追いつめられた末にたどり着いた北の寒村で、男の一人は、なぜか村の奇祭である『ヤギを褒め讃える演説』のステージに立つ羽目になる。 拍手と歓声を送る無邪気で愚かな村人たち。 その狂騒の只中、男は最前列に座るたった一人の「相棒」を見据え、言葉を紡ぎ始める。 『――ヤギの四角い瞳孔は、いかなる死角も持ちません』 (どんなに誤魔化そうとも、お前だけは俺の嘘とエゴの全てを見透かしていた) ヤギの強さと生命力を讃える建前の言葉。 しかし、その言葉の裏側には、限界を迎えた逃避行に幕を引くための「残酷な祈り」が隠されていた。 すべては、誰より愛した男に「重すぎる呪い」と「最後の大役」を押し付けるために。 演説が終わるとき、息の詰まる共犯関係はどのような結末を迎えるのか。 真白透夜さんの自主企画「🌙8月号月刊MASHIRO」に参加するために書きました。 https://kakuyomu.jp/user_events/2912051606302341599

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カクヨム
カクヨム2026/08/21
  • 現在の作品ヨウルプッキは無垢なる祭壇に血を乞う