あらすじ
処刑された連続殺人犯、エドガー・ヴァレンティアの息子――ノアには、死者の最期の記憶を読む力がある。
ある雨の夜、父と同じ印を刻まれた少女の遺体に触れたノアは、死の直前の彼女が残した一語を聞く。
『ノア』
なぜ少女は自分の名を知っていたのか。なぜ父と同じ青い指輪を持っていたのか。父は本当に十二人を殺しただけなのか。
死者の声を辿るほど、ノアは父の罪と、王国が隠してきた十三人の子供たちの秘密へ近づいていく。
これは、父の無実を証明する物語ではない。
父が殺した人々を、二度と忘れられた死者にしないための、ダークファンタジー・ミステリー。