あらすじ

「はじめまして」と君が笑う。 それが、私たちの世界の終わりだった。 写真部に所属する織原詩織と、その恋人である一ノ瀬透子。 誰もが羨むほど幸せな日々を送る二人だったが、ある日、透子が進行性の奇病を発症してしまう。 それは「一番大切な人の記憶から順番に失っていく」という、残酷な病だった。 日に日に詩織との思い出を忘れていく透子と、それをただ見守ることしかできない詩織。 残された時間の中で、二人は必死に愛の証を写真に刻もうとする。 しかし、忘却のカウントダウンは止まらない。 ついに訪れる、世界で一番遠くて切ない「はじめまして」の朝。 どれだけ深く愛し合っていても、記憶の消滅という絶望には抗えない。 すべてを失った少女と、すべてを覚えている少女が迎える、涙なしには読めない前後編のバッドエンド百合。

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カクヨム
カクヨム2026/08/21
  • 現在の作品きみの世界に、わたしはいなかった