あらすじ

魔王を倒した最強の勇者が、人生の最後に願ったこと。  それは「弱くなりたい」だった。  勇者の力はあまりにも大きすぎた。ひとりで軍隊を超え、国家すら止めることのできない個人を、誰も扱うことができない。 「頼むから、もうこの国に関わらないでくれ」  王の切実な願いを受け入れた勇者は、誰にも迷惑をかけないよう世界から距離を置き、そのまま孤独な生涯を終えた。  次の人生があるのなら、もう強くなくていい。誰かに助けてもらえるくらい、弱い人間になりたい。そう願って死んだ彼が目を覚ました場所は、陰陽術が存在する現代日本だった。  落ちぶれた陰陽師、境家の息子。  彼はカナタと名付けられた  カナタの霊力量は、同年代でも最低級。  彼は思った。 「これで戦わなくていい」 「これで普通に生きられる」  はずだった。  陰陽術を学び始めたカナタは、あることに気づく。 「なんで使った霊力をそのまま捨てる?」  使い終えた魔法をキャンセルし魔力を回収する。  それは前世では当然の常識だった。  それが、この世界にはない。  魔法と陰陽術。まったく異なる二つの技術を結びつけ、カナタは最低級の霊力を何度も回収して使い回す、現代の陰陽師には存在しない戦い方を作り始める。

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カクヨム
カクヨム2026/08/21
  • 現在の作品前世で最強すぎた勇者が没落寸前の陰陽師家に転生したら