あらすじ

東京・港区で働き、港区のタワマンに住む男と付き合い、年収も学歴も会社も住む場所も――人間の価値はだいたい数字で測れると思っていた式真理子。 ところが突然の転勤でやってきたのは、同じ「港区」でも大阪市港区。 古びた社員寮、冴えない町並み、知らない文化。 おまけに恋人からは、あっさり「損切り」される。 最悪だった。 そんなシキが近所のコンビニで出会ったのは、金髪でミニスカート姿の店員・キム。 距離感がおかしい。馴れ馴れしい。しょうもないことで笑う。 そして、シキが大切にしてきた「価値」を、まるで気にしない。 「東京いう町はな、価値でできとんねん」 なら、この町は何でできているのだろう。 東京の港区と、大阪の港区。 値札のつくものばかり選んできた女と、「好き」に理由なんかいらないという女。 正反対のふたりが出会って始まる、社会人百合×都市小説。

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カクヨム
カクヨム2026/08/21
  • 現在の作品キム式