あらすじ
前世、私は県議会のドン・蔵之介の息子(ジュニア)と婚約していたが、
婚約発表の壇上で突如濡れ衣を着せられ、実家の祥華院財閥もろとも社会的に抹殺され、
絶望のうちに息絶えた。
死の淵で輪廻を拒絶した私の魂は、
「全知全能」のチート能力を宿し、正蓮醍家の幼女として今世に転生する。
福崎地方検察庁次席検事の座に就いた私は、静かに復讐を開始した。
ジュニアの過去のカツアゲ事件を記者にリークし、会見の場で追及。
逃げ惑うジュニアを尻目に、検察を動かし蔵之介邸への家宅捜索を断行する。
ジュニアは盟友・長尾副議長と共に県議会への裏工作を図るが、
県議員たちは次々と離反し、逆に収賄の実態が暴露されていく。
追い詰められた長尾は保身のため私に接触し、
司法取引に応じてジュニアの罪だけでなく、父・蔵之介本人の主導関与までも証言する。
証拠を固めた私は、早朝、ジュニアを逮捕。同日、蔵之介家の全資産に保全処分が下る。
会見に現れた蔵之介は「何も知らなかった」と実の息子を切り捨てる保身の発言をするが、
長尾の証言と矛盾し墓穴を掘る。
世間は「正義の次席検事」と私を讃えるが、
誰も私が前世の復讐者であることを知らない。地獄の扉は、既に開いている。
逃げられると、思うなよ! ジュニア。
毒醜豚(どくしゅうとん)臭餓鬼(くさがき)! 地獄に落ちろ!