あらすじ
会社を辞めたばかりの無職、新城直人。
彼は昔から、会社を見ても、社会を見ても、国を見ても、世界を見ても、同じことを考えていた。
――もっと良くできるのに、なぜそのままにしておくんだろう。
そんなある夜、直人は奇妙な夢の中で問われる。
『お前なら、それができるというのか』
「少なくとも、今よりは良くできるんじゃない?」
『ならば、何があればできる』
「……モンゴル帝国一個くらい?」
翌日。
昨日まで何もなかった南太平洋に、巨大な陸地が出現した。
そして直人の前に現れた男は、彼に告げる。
「お迎えに上がりました、大ハーン」
三十歳の誕生日。
無職だった男は、モンゴル帝国を一個もらった。
今まで考えることしかできなかった男に、世界を動かせる力が与えられた。
なら、本当に世界をもっと良くできるのか。
現代世界に突如現れたモンゴル帝国を手に、新城直人は世界の最適化を始める。