あらすじ

「君でなければできない仕事が、見つからない」 王都の商会で七年間働いた事務員レインは、経費削減のため希望退職を勧められる。 確かに、彼の仕事は誰にでもできた。 注文処理も、在庫管理も、請求も。 レイン自身が、誰にでもできるよう七年かけて整えてきたからだ。 半年分の給与を受け取り、彼は小さな商会へ転職する。 そこで待っていたのは、山積みの書類、終わらない残業、頻発するミス。 レインはいつも通り、目についた無駄を一つずつ直していく。 すると残業が減った。 人を増やさず仕事が回った。 請求漏れが消えた。 利益が増えた。 そしてある日、社長から思いもよらない額の賞与を提示される。 「これは君が会社に残した利益の一部だ」 初めて、自分の仕事に値段がついた。 一方、以前の商会ではレインが作った仕組みは問題なく動き続けていた。 ――商売の形が変わる、その日までは。 目立たない事務員だった男が、業務を変え、利益を生み、やがて会社同士から奪い合われる専門家になっていく。 働いた分だけ、ちゃんと評価されたい。 そんな願いを少しだけ叶える、異世界お仕事成り上がり物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/21
  • 現在の作品「君でなくてもできる」と希望退職を勧められた事務員、転職先で“雑用”を利益に変えていたら手放せない専門家になった