あらすじ
一度は、愛し合っていた。
高校生の頃、恋人同士だった美咲と蓮。
「大人になっても、一緒にいようね」
そう約束した二人だったが、突然決まった蓮の引っ越しをきっかけに、好きな気持ちを残したまま別れることになる。
それから数年。
連絡を取ることもなく、別々の人生を歩んでいた二人は、ある春の日、偶然にも再会する。
「……久しぶり」
忘れたはずだった。
もう終わった恋だと思っていた。
それなのに、目の前にいる蓮を見た瞬間、胸の奥にしまっていた想いが、あの日のまま蘇ってしまう。
再会をきっかけに、少しずつ距離を縮めていく二人。
しかし、離れていた時間が長かったからこそ、それぞれの心には不安や後悔が残っていた。
「もし、もう一度やり直せるなら……どうする?」
一度終わった恋は、もう一度始めることができるのか。
過去の後悔を乗り越え、二人が選ぶ未来とは――。
これは、遠回りをした二人が、もう一度恋をする物語。
そして今度こそ、大切な人の手を離さないと決めるまでの物語。