あらすじ

天下人・秀吉の前に現れた、奇術師・果心居士。 人を浮かせ、姿を消し、秀吉の茶碗までいつの間にか奪ってみせた。 だが秀吉は笑いながら気づく。 「なら、儂の刀を抜き取ることもできるな」 果心居士はその場で捕らえられた。 ところが翌朝、縄だけを残して消える。 さらに大坂の町では、役人たちの目の前で木箱から消え、離れた二階へ現れた。 面白がった秀吉は、ついにその首へ千両を懸ける。 だが秀吉は、まだ一つ勘違いをしていた。 果心居士とは、一人の奇術師の名ではない。 仕掛けを作る者。人に紛れる者。別の場所で果心居士になる者。 一人ではできない奇術を、一つの名前で演じる者たち。 天下人・秀吉と、奇術師たち。 捕まえるか。消えるか。 千両を巡る、戦国最大の大仕掛けが始まる。

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小説を読もう2026/08/21
  • 現在の作品そやつら全員、果心居士