あらすじ
漫画用のシナリオです。小説ではありません。
漫画原作賞への応募用に作ったのですが、自分で漫画を描きたくなったので自分用に置いておきます。
【あらすじ】
侯爵令嬢リディアは、かつては懐いてくれたのに、今は冷たく距離を取る義弟・ノエルから、暗示術の練習相手を頼まれる。
彼を傷つけたくなくて、リディアは「催眠にかかったふり」をした。
けれどノエルは、彼女が嘘をつく癖を最初から見抜いていた。
手を取られ、名前を呼ばされ、社交界では「俺の婚約者として振る舞ってください」と命じられるリディア。さらに、隣領の幼なじみ・レオンからは真剣な縁談を申し込まれてしまう。
暗示を口実に近づく、腹黒い義弟。
「この縁談を降りるつもりはない」と宣言する、誠実な幼なじみ。
「二週間だけ、私を口説いてください。今度は、催眠術なしで」
嘘の催眠から始まる、義姉と義弟の偽装婚約×三角関係恋愛ファンタジー。
【主要人物】
■リディア・アルヴェイン(18歳)
侯爵家の令嬢。淡い金髪とローズアンバーの瞳を持つ、優しい性格。人を傷つけるくらいなら自分が我慢すればいいと思いがちで、義弟ノエルに嫌われていると信じている。
■ノエル・アルヴェイン(17歳)
アルヴェイン侯爵家の養子で、次期当主候補。黒髪と紫の瞳を持つ、美貌の秀才。人前では完璧な優等生だが、リディアの前でだけは冷たく、執着を隠している。リディアが催眠にかかったふりをしていることには、最初から気づいている。実の両親は宮廷の政争で陥れられ、命を落としている。
■レオン・グレンヴィル(19歳)
隣領の伯爵家嫡男で、リディアの幼なじみ。栗色の髪と深緑の瞳を持つ、実直な騎士タイプ。リディアを昔から想い、答えを急かさず彼女自身の言葉を待とうとする一方、縁談から降りる気は一切ない。一夜で「婚約者」となった義姉弟に不審を抱き、ノエルの身辺を調べ始める。
■オズワルド・アルヴェイン
リディアの父であり、アルヴェイン侯爵家の当主。娘の幸福よりも家の利益と安定を優先する合理主義者。ノエルとリディアの婚姻も、感情ではなく侯爵家にとって有利な選択肢として見ている。