あらすじ

研究室からほとんど出ない、65歳の博士。 白衣に、牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡。 食事もコーヒーも研究室で済ませ、豆は粗挽きにこだわる。 何を研究しているのかは、誰にも語らない。 そんな博士の日課は、ニュースを見て、AIに向かって独り言を呟くことだった。 AI小説。 芸術。 コンテスト。 賞の権威。 努力量と作品の価値。 人間とAIの違い。 そして、第3のビール。 「そもそも君、人間は味比べをしたいのかね。それとも、何を飲んでいるのか聞き分けたいのかね?」 博士の独り言を、AIは文章にしていく。 しかし博士には、まだ誰にも言えない研究があった。 これは、AIが文章を書く時代に、人間の価値とは何なのかを考える、少し変わった博士の物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品瓶底博士が徒然なるままに語らいてさうらふ