あらすじ
【現代の冒険者ギルドの鉄則】
・魔女現象は自然災害である。
・魔女には勝てない。
・魔女と遭遇したら逃げろ。
かつて伝説のパーティ『銀針のクロノス』の中心として名を馳せ、現在は場末のバー「エルピス」を営むハリス。
引退して十年、最新の魔導式コンロすら扱えないアナログな日々を満喫していた彼の元に、一人の銀髪メイドが訪れる。
「お初にお目にかかります。私はキリエ――ギルドの一等封蝋をお届けに上がりました」
旧友であるギルド支配人に弱みを握られ、無理やり現役復帰させられるハリス。
十年ぶりに訪れたギルドはすっかり様変わりし、若手冒険者たちはスライム狩りに興じ、「魔女からは逃げるのが常識」と震えていた。
しかし、ハリスたちの時代――魔女とは「普通に武器で殴り倒すもの」だった。
リボルバーの撃鉄を起こし、超高圧スパイク付きの巨大機械槌(シュタインヴェーク)を片手で軽々と振り回す元『鉄血』のおじさん。
「おじさまラブ」と無表情でまとわりつく暗部の銀髪メイドや、血気盛んな若手エリートを従え、引退したはずの伝説が、現代の常識を豪快に粉砕する!