あらすじ
*登場人物*
麻衣
高校三年生。成績上位で、目標から逆算して冷静に行動する少女。しかし一度火がつくと直情的で、自分が口にしたことには最後まで責任を持つ。
博志
麻衣の同級生。酪農家の息子で、航空整備士を目指している。人に頼ることをためらわず、助けてくれた相手への感謝を忘れない。
仁
二人の同級生。古風で冷めた態度を取るが、人とは違う角度から物事を見ることに長けている。
*あらすじ*
高校三年の夏。成績表を基準に堅実な進路を選ぼうとしていた麻衣は、博志から、使われなくなった牧草地の「簡易滑走路」を三日間で整備したいと頼まれる。
猛暑のなか、草を刈り、地面を測り、冷たい牛乳で喉を潤す三人。しかし突然の雨で滑走路は使用困難に。
計画を重んじる麻衣と、最後まで可能性を探す博志は衝突する。
そんな二人を横目に、仁だけが「違う方向」を見ていた――。
成績では測れない力。
一人では届かない目標。
遠く見える空と、そこへ続く足もとの地面。
真夏の簡易滑走路を舞台に、三人がそれぞれの方法で未来へ踏み出す