あらすじ
ンピラみたいなへりくだった態度で人と接する男、カイム。
低いランクの冒険者ながら、本業にはあまり身を入れず、フラフラしているダメな人間の代表のような男だ。
だが彼は半端な人間を嫌う。
努力しているふりだけの人間、誠実そうな顔をして土壇場で逃げる人間、でかい夢を語りながらすぐに冷める人間。
そういう存在を、カイムは心底嫌悪している。
一方で、善であれ悪であれ、本気で生きている人間には一定の敬意を払う。
才能も努力もあった彼は、早く到達してしまったがゆえに虚しさを抱えていた。
だからこそ、他人の直向きさが、羨ましくて、気になって仕方ない。
カイムはただ純粋で直向きな人間なのだ。