あらすじ
【 兄の番号を刻まれた 双子の影は だれ 】
頸に刻まれた 12桁の番号で 人々を支配し搾取するアリトメリア王国
上級戦士の家系に生まれた双子の妹〈小・ギルベルト〉は
兄〈大・ギルベルト〉の予備として
同じ名と番号を刻まれ 女性の尊厳もなく育つ
互いに愛し合いながらも 自身〈ギルベルト〉を奪われる恐怖と
呪縛に苛まれる歪んだ双子
そして妹の二次性徴が 双子の秘密を揺るがす 生体エラーを引き起こす
番号の偽装は大罪
そんな彼女の危機を救ったのは 国から抹消された
無番の青年〈ハティ〉だった
時を同じくして 搾取に耐えかねた民衆による反乱が勃発
兄は一族の地位を守るため 冷酷な執行官となり
妹は無番の者たちと共に過ごす
残酷な檻の中で双子は 血煙を舞い上げる
番号によって人間を定義する社会で 人は自分自身でいられるのか