あらすじ
十九歳の若き探偵には、人には言えない“ある力”がある。
まだ名も知られていない、小さな探偵事務所。
そこへ持ち込まれるのは、失踪、不可解な事件、
そして時には、誰にも解けなかった謎。
残された僅かな手掛かり。
誰かが見た光景。
忘れられた言葉。
消えることのない感情。
欠けた情報をひとつずつ拾い集め、
青年は事件の奥に隠された真実を追っていく。
だが、知るということには代償がある。
恐怖も。
痛みも。
そして、自分ではない“誰か”の感覚さえも。
真実へ近づくほど、
自分と他人を隔てていた境界は、少しずつ曖昧になっていく。
これは、欠けたピースを拾い集める若き探偵と、
人の中に残された真実を巡る物語。
――すべてのピースが揃った時、
そこに残るのは、誰の記憶なのか。
『MEMENTO P▧ECE』