あらすじ

都会から田舎町の古い団地へ引っ越してきた、中学二年生の少年。 親はいない。 どうやら、自分が殺したらしい。 けれど、その記憶だけがない。 そんなタカが引っ越してきた団地には、奇妙なレールが張り巡らされていた。 昨日までなかった場所にも伸びていくレール。 音もなく走り続ける、不思議なトロッコ。 そして、そのトロッコにはいつ見ても一人の少女が乗っていた。 朝も、夕方も――真夜中でさえも。 ある日、タカはそのトロッコへ乗り込む。 「君は、なんでここにいるの?」 「……知らないわ」 という少女 帰る家もなく、彼女は、トロッコについて一言だけこう告げる。 「これは、私の罪なの」 親を殺した記憶を失った少年と、 自分の罪だけを覚えている、迷子の少女。 二人を乗せたトロッコは今日も音もなく走り、 行き先のない場所へ、新しいレールを作っていく。 これは少しだけ普通じゃない二人が、 自分たちの「罪」を探す物語。 ――そのレールがどこへ続いているのかは、二人にもまだ分からない。

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カクヨム
カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品僕と迷子の彼女の知らないレール