あらすじ

「人生の主人公はあなた自身です」とよく言われる。 だったら、平凡な人の人生をそのまま物語にしてもいいはずだ。 ところが創作になると、主人公には強い目的、葛藤、行動力、事件、成長が求められる。 怪しい洋館を見つけても入らない。殺人事件を目撃したら警察に任せる。「あなたしか世界を救えません」と言われても人違いだと思う。 そんな普通の人を主人公にすると、物語は三分で終わってしまう。 なら人生を丸ごと描けばいい。――ただし、今度は「教習所の安全教育映像みたい」と言われそうだ。 なぜ、人生では誰もが主人公なのに、物語では「普通のまま」では主人公になれないのか。 物語が求める主人公と、現実で望ましい生き方のズレについて考えてみる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品【創作論】平凡な人間は主人公になれないのか――正しい判断をすると物語が終わる