あらすじ

薄暗く寂れた酒場で、ある青年が呟いた。 「俺、いらなくね?」 魔王討伐への出発を翌日に控えた、勇者レオン。 先日の勇者選抜の儀で見事『勇者』に選ばれ、三年に及ぶ冒険の末、ようやく掴んだ使命に彼は熱く燃えていた。 ――あの幼馴染が現れるまでは。 「なんか『最強』の文字が勝手についててね」 「魔の森消失――あ、あれは……はい、俺がやりました」 「実はあの後、異世界に飛ばされちゃって」 「責任取れって言われたから、ちょっくら魔王も倒してきて――」 「『最強』(おまえ)がいるなら、『勇者』(おれ)なんていらねーだろうがよ!!」 突然現れた幼馴染のカイルに自尊心を根底から崩されたレオンは、慣れない酒を煽るしかなかった――。 これは、『最強』になった青年と『勇者』になったばかりの青年が、小さな酒場でぐちぐち語り合う話。

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小説を読もう2026/08/20
  • 現在の作品最強の称号を手に入れたら、勇者が「俺、いらなくね?」と消えそうになったので、全力で慰めています