あらすじ
高校二年生の朝日は、生活指導教師・鬼頭からの理不尽な体罰により、心に深い傷を負う。
誰にも言えない暗い殺意を抱えたまま、彼女はネットで見つけた「嫌いな相手を消せる祠」へと足を運んでしまう。
「あの先生がいなくなりますように」
不気味な祠の前で半信半疑のまま投げかけた願い。
応えるように飛び出してきた古い木札には、血のような赤で――『ゴブリンの復讐』と刻まれていた。
その夜、ニュースが告げた鬼頭の凄惨な死。
凶器は棍棒。誰もが猟奇殺人を疑う中、朝日だけは真実を悟る。
――あれは、ゴブリンが殺したんだ。
一度きりだと思っていた復讐。しかしそれは、終わりの始まりに過ぎなかった。
翌日から消えていくクラスメイト。
毎晩スマホに届く、見知らぬ番号からのメッセージ。
『次の願いは?』
願いを叶えるたび、祠は朝日から「大切なもの」を代償として奪っていく。
呪いの連鎖を止めるため、朝日は謎めいた転校生・黒羽とともに町に伝わる「ゴブリン伝説」の暗部へと踏み込んでいくが――。
暗闇から振り下ろされる復讐の棍棒。
次に頭を砕かれるのは、一体誰なのか。