あらすじ
三十五歳。無職。ニート歴十七年。趣味は異世界転生小説を書くこと。 そんな湯藤悠斗が、本当に異世界へ転生した。
地・水・火・風、四属性すべてを操るチート能力。豪華な食事。豪華な部屋。「転生者様」と讃える人々。そして、身の回りの世話をしてくれる三人の美女。
――俺の人生、ついに始まった。
東方領のメアリ。南方領のマナ。西方領のミラ。三人はそれぞれの故郷から送り出されてきたという。ミラだけが、なぜか悠斗を「クズ」と呼ぶ。
楽しい日々だった。 好きな女の故郷を救い、英雄と讃えられ、生まれて初めて必要とされた。
その幸福の絶頂を迎えた夜。もうひとりの少女が、震える手で自分の服の留め具に指をかける。
「私を、選んでください」
――この国では、転生者の力が防災も医療も軍事も担っている。転生者が誰を好きになるかで、どの領邦が優先して救われるかが決まる。
彼女たちの好意は、本物だ。そして同時に、国家の安全保障でもある。
モテる。だから、めっちゃ困っている。
故郷を救いたい女たちと、ただモテているだけだと思っている男。
願望どおりの異世界ハーレムから始まる、転生者と「選ばれる側」の物語。
女好きで金好きで承認欲求の強いクズが、「愛されなければ人が死ぬ社会」に叩き落とされる。
(※ 脚本形式です。)