あらすじ
料理人として各地を旅し、その土地の食材や料理を記録しているエスターシャ。
旅先の宿で彼女が出会ったのは、幼い頃から憧れていた亡国学の教授、ジャクシス・ロイドだった。
八百年前に滅びた帝国を調査している彼に、エスターシャは同行を申し出る。最初は断られたものの「まずは一地域だけ」と食い下がり、どうにかラナ神殿まで同行できることに。
ところが、実際にフィールドワークを始めてみれば、古い記録に残された料理を再現できるエスターシャの知識と腕前は、ジャクシスの研究にも役立つことがわかっていく。
遺跡を巡り、失われた食文化を再現しながら、エスターシャは研究に夢中なジャクシスの新たな一面にも惹かれていき――。
「私、料理も作れます。今後も見つけた過去の記録にある料理、作れるんです!」
23歳の料理人と、恋にも料理にも鈍感なイケオジ教授。
一地域だけだったはずの二人旅は、どうやらまだまだ続きそう。