あらすじ
「クラリス。結婚したら、図書院の仕事は今期いっぱいで辞めてくれ」
伯爵令嬢クラリスの婚約者アルフレッドは、結婚後の彼女の人生を勝手に決めていた。
クラリスが自分の希望を伝えようとしても、アルフレッドはいつも同じ言葉で話を遮る。
「君の話は長い。結論だけ言ってくれ」
そんな中、二人の婚約継続の意思を確認する日が近づいてくる。
アルフレッドは当然のように言った。
「婚約を続けるに決まっているだろう?」
けれど、それは彼一人の結論でしかなかった。
ならばクラリスも、今度こそ彼の望むとおり・・・
長い説明などせず――ただ、結論だけを伝えることにした。