あらすじ
ねえ、リオン?いるんでしょ?出てきてよ――ドンドンドンドンドン
作品紹介文
平民の少年リオンには、幼い頃から忘れられない少女がいる。
その名は、アレクシア・マドリー。
幼い頃、身分なんて気にせず一緒に笑い、遊び、たくさんの時間を過ごした大切な存在。
しかし八年後。
王立学園アルムデナへ入学したリオンは、彼女と再会する。
今のアレクシアは、ローベン王国第二王女。
対する自分は、何の肩書きも持たないただの平民。
――もう、昔のようにはいかない。
そう考えたリオンは身分の差をわきまえ、アレクシアから距離を置くことを決める。
ところが――
「べ、別にあなたに会いに来たわけじゃないわ! たまたまよ、たまたま!」
なぜかアレクシアの方から、毎日のようにリオンへ近づいてくる。
避ければ追いかけてくる。
他の女子と話せば露骨に機嫌が悪くなる。
そして、リオンが本気で距離を取ろうとすると――。
「ねえ、リオン? いるんでしょ? 出てきてよ」
ドンドンドンドンドンドン――。
……どうやら、身を引こうとすればするほど、王女様の愛は重くなっていくらしい。
さらに学園では、平民を見下す“氷姫”リンダ・ガーナーや、ある目的を胸に秘めた没落貴族の少女ジャスミン・スパーとも出会い、リオンの平穏な学園生活はどんどん遠ざかっていく。
これは、身分違いの恋から身を引こうとする一人の平民と、
そんな彼を絶対に手放す気のない王女様の学園ラブコメ。
――そして後に、世界にその名を轟かせる大英雄となる少年の物語である。