あらすじ
退屈なくらい平凡な毎日を送っていた高校生、朝倉湊。
ある日の帰り道、いつもの電車で眠ってしまった湊が目を覚ますとそこは見知らぬ世界へと続く駅だった。
帰る方法はただ一つ。
大陸を横断する古い街道《還り路》を進み、その果てにあるという《果ての駅》を目指すこと。
旅の途中で湊は、かつて旅人だった両親を持つ少女・リゼと、女好きで酒好きな元傭兵・ガルドに出会う。
三人で歩く還り路。
街から街へ。
春から夏へ、秋から冬へ。
旅先では様々な人と出会い、同じ道を歩き、やがてそれぞれの場所で別れていく。
帰るために始めたはずの旅。
けれど世界の果てが近づくほど湊は気づいていく。
旅が終わるということは、大切になった人たちとも別れるということなのだと。
これは、異世界を救う勇者の物語ではない。
一人の少年が一年間の旅をして、出会い、別れ、そして自分の帰る場所を見つける物語。