あらすじ

鈴宮アヤメは、未来ヶ丘小学校に通う女の子。  ある日の放課後──アヤメは学校の裏庭で、転校生の男の子・千歳リツのヒミツを知ることに。  リツが裏庭でさがしていたのは『裏庭トンネル』。どこか別世界につながるという不思議なトンネルで、おばあちゃんが教えてくれたらしい。  しかもなんと、リツのおばあちゃんは、『魔法使い』かもしれなくて……!? 「……あれ。クルミは?」 「クルミー? どこ行ったのー!?」 「ニャーン」  クルミが裏庭で見つけたのは、『草むらの中にぽっかりあいた穴』。  中はずうっと続いているみたい。まさかこれって、トンネルなんじゃ……!? 「わたし……リツが言ったこと、まだちゃんと信じられてない」 「でも、信じたいよ。裏庭トンネルも、魔法使いも! ──行こう!」 【応募用あらすじ】ネタバレを含みます  放課後。小学生の鈴宮アヤメは、ノラ猫のクルミに会うために、こっそりと学校の裏庭へ行く。  そこで出会ったのは、転校生の千歳リツ。リツは『裏庭トンネル』という別世界につながるトンネルを探しているのだという。そして、「自分は魔法使いの子孫かもしれない」という秘密をアヤメに明かす。  リツの言葉を信じるためにも、アヤメは、クルミが見つけたトンネルらしき穴をくぐり──どんな種族も人のような姿をしている『おとぎの森』にたどり着いた。 『裏庭トンネル』は本当にあったのだ。  森では黒猫のカゲ、妖精のフィンと出会う。仲間たちと力を合わせて危険をくぐりぬけたアヤメは、魔法石を手に入れ、『風をあやつる魔法』が使えるようになる。  その日の夜、アヤメはカゲの言葉を聞いて、「おとぎの森には『みんなを人間に変える魔法』がかかっている」という真実を知る。  森のみんなを元の姿に戻すため、アヤメとリツは、魔法をかけた泉の精霊・ミレーネに会いに行くが、泉に引きずりこまれ、試練を与えられることに。  そこで二人が知るのは、人間に拒絶されたミレーネの過去。「人間になれば愛される」と思いこんだ彼女は、不完全な魔法を生み出し、森のみんなから本当の姿を奪ってしまったのだ。  アヤメたちはミレーネを倒すのではなく、その心を救おうとする。幼い頃からミレーネを想っていたフィンも気持ちを伝え、ミレーネは自らの過ちを認める。  アヤメが自分の『風をあやつる魔法』を手放し、代わりに『みんなを人間に変える魔法』を魔法石へ宿すことで、森の住民たちは本当の姿を取り戻し、ミレーネも自分の姿を受け入れる。  アヤメ、リツ、クルミは、カゲと共に元の世界へ。  そして、リツの祖母こそ、かつておとぎの森に暮らしていたミレーネの友人・リカであり、魔法使いだったと知る。  おとぎの森を救い、かけがえのない仲間たちとの絆を深めたアヤメは、笑顔で日常へと戻っていく。

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カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品裏庭トンネルとおとぎの森