あらすじ

誰がいったか、女みたいな名前の男はヤンキーになるという言葉どおり、バリバリのヤンキー (※ただし、格好だけ) になった堀北理央 (ほりきた・りお) は、期末の成績があまりにも悪かったため、夏休みの間だけ塾の夏期講習へ行くことになってしまった。 近くの塾だと恥ずかしいから、出来るだけ遠くの塾へ通うことにしたが、初日から寝坊して遅刻しそうになり、うっかり女子にしか見えない格好で出かけてしまったため、痴漢にあったり、ナンパされたり散々な目に合ってしまう。 しつこいナンパ男から理央を助けてくれたのは、理央より20㌢くらい背が高くて目付きが死ぬほど悪いイケメンだったが、〈ほんもんのヤンキー、マジかっけー〉と思ったソイツがメガネをかけたとき、理央は驚いた。 〈コイツ、学年一位で首席入学した市原 (いちはら) じゃん!〉 同じ高校の同学年である市原誠大 (まさひろ) に、夏期講習へ行くことを知られたくない理央は、女子のフリしてその場を逃げたが、彼はなんと理央と同じ塾へ通っていた。 学校ではまったく接点のなかったふたりだが、本屋で高いところにあった本を取ってもらったことにより、距離が少しずつ近付いていく。 痴漢対策のため朝一緒に行ったり、帰りに勉強見てもらったりするうち、つまらないガリ勉野郎だと思っていた誠大が、意外と話の合ういいヤツだとわかり人柄に惹かれていくが、彼が自分に優しいのは女子だと思っているからで、もし本当は男だとバレたらどうなるのか怖くもなってしまった。 仲良くなった女子たちが誠大をカッコいいと持て囃すのも、誠大が他の女子に勉強教えてるのも面白くない。 夏期講習最終日の帰り道、このまま別れるのが名残惜しい理央は、買い物に付き合ってもらうことにしたが──。

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カクヨム
カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品夏休みにはロマンスのヒロイン?