あらすじ

花火の夜、I沼の上空に「花火ではない光」を見た人間が、確かに何人もいた。 だが、その夜の記録を探してみると、不自然なほど何も残っていない。 唯一見つかった、ある新聞記者の短い証言。 そこには――「私は、あれを飛行機とは思わなかった」とだけ書かれていた。 なぜ、この出来事だけが消えているのか。 そして、あの夜、I沼の空でいったい何が起きたのか。 残された記録を辿るほど、知らなくていいことに近づいていく。 この文章を読んでくださる方へ。 最初に、いくつかお断りしておきたいことがあります。 私は、文章を書くことを仕事にしている人間ではありません。小説を書いた経験もほとんどありません。ですから、これから書くことを「小説」と呼んでいいのか、自分でもよく分かっていません。 ただ、どうしても残しておきたいと思いました。 ここに書くのは、私が幼少の頃に実際に経験した事と、その後になって知ったことを、できるだけ自分の記憶に忠実に並べたものです。 記憶違いがあるかもしれません。 年月が経っているため、場所や会話の細部について、私の記憶が変わってしまっている可能性もあります。 それでも、私の中では妙に鮮明に残っていることがあります。

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カクヨム
カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品2001年8月4日S市・I沼の花火大会について