あらすじ
浮気調査で夫を尾行していた探偵の「私」は、写真には写らない白い着物の少女と出会う。
「探偵なのに見つけられない」
「今度は停まる?」
相棒のAI・PICOにも少女は見えない。だが、足音、煙、光点――彼女が残す痕跡だけは確かに記録されていた。
夫が追っていたのは女ではなく、盛岡・花巻・二戸・遠野をつなぐ古い家々と一本の木。
さらに調査は、座敷童子の伝承と「幸福を測る研究」、そして二十年前に主人公が封じた記憶へとつながっていく。
幸福とは、誰にとっての幸福なのか。
探偵×AI×座敷童子。
岩手を舞台にした、少し怖くて、少し可笑しい民俗幻想ミステリー。