あらすじ

きっかけは、テレビで流れていた紅葉特集だった。 「ねえ、修也。また二人で行かない?」 梓が行きたいと言ったのは、四ヶ月前に二人で訪れた思い出の場所。 人ならざる“ナニカ”となった今、以前のように電車で出かけることはできない。 それでも、もう一度梓と一緒に行きたい。 誰にも見つからないようマンションを抜け出し、車に乗り込んで。 久しぶりに外の景色を眺めながら、二人は思い出の場所を目指す。 ──もう一度、あの頃と同じように。 *** ある日突然、人ならざる“ナニカ”へと姿を変えてしまった修也と、その恋人・梓。 それでも二人は、変わらない日常を過ごしていた。 けれど、ほんの些細なきっかけで、その日常が壊れてしまったとしたら。 幸せだったり、不幸だったり。 正気だったり、狂気だったり。 『君のSAN値はもうゼロだ』から分岐した、二人に訪れるかもしれない結末のひとつ。 ──たとえばこんな、終わり方。

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小説を読もう2026/08/20
  • 現在の作品SAN値は思い出の中に閉じ込めて