あらすじ

紫髪に地雷系ファッション。 配信者名は「夢喰ちゅちゅ」。 そんな西島美琴の本業は、大学で民俗学を研究する助教だった。 彼女が追うのは、都市伝説や怪談そのものではない。 なぜ、その噂は生まれたのか。 なぜ、その場所で語られるのか。 なぜ、人はそれを信じ、誰かへ語り継ぐのか。 歌舞伎町で三十二年間、ほとんど形を変えずに残る「神隠し」。 和歌山の小さな漁村に伝わる、「死者に会える島」。 資料を読み、現地を歩き、人の話を聞くちゅちゅの隣には、なぜかいつもラッキーがいる。 元自衛官、元歌舞伎町の黒服。 現在はパチンコ好きのフリーター。 資料は読めないが、人の懐へ入るのだけは異様にうまい。 ちゅちゅが「何が語られたか」を追い、 ラッキーが「なぜそう語ったか」を拾う。 噂の奥にあるのは、本物の怪異か。 誰かの嘘か。 それとも、人間がどうしても手放せなかった何かなのか。 地雷系民俗学者とコミュニケーションモンスターが、各地の怪異と都市伝説を追う連作民俗学ミステリー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/20
  • 現在の作品夢喰ちゅちゅは噂を喰べる ―地雷系民俗学者とパチンカスの伝承調査録―