あらすじ
ロタニア王国の姫、シルヴィア・グラシー。
彼女には、何よりも大切な姉がいる。
姉の名はヘレナ・グラシー。
複数の難病を患ったヘレナに残された時間は、わずか三か月。
大好きな姉の笑顔をもう一度見たい。
その一心で、シルヴィアは世界中から花を取り寄せ、医者のオリーブと漫才まで始める。
だが、どんな努力をしてもヘレナの表情から寂しさが消えることはなかった。
そんなある日、シルヴィアは一冊のデスゲーム漫画に出会う。
「……これだ‼」
そして彼女は、とんでもないことを思いつく。
「お父様‼ お姉さまのためにデスゲームを開きましょう‼」
こうしてロタニア王国政府を巻き込み、50人の死刑囚を集めた国家公認デスゲームが始まることとなった。
参加者に与えられるのは、生き残れば恩赦を受けられるという希望。
そして敗者に待つのは、死。
一方その頃、病室のモニターからデスゲームを見つめるヘレナは、妹の行動に苦笑する。
「相変わらず、シルヴィアちゃんの行動力はすごいなぁ」
果たしてシルヴィアは、愛する姉の笑顔を取り戻すことができるのか。
これは、余命三か月の姉に笑ってほしいという、妹の純粋な願いから始まった――。
世界で一番優しくて、世界で一番狂ったデスゲームの物語。